仰烏帽子山登山記録

2006年2月19日 日曜日  天気:曇り 気温 5℃ぐらい(予想)

参加者:富窪、内田、仁部、新地、堂園、砂坂、川上(文責)(敬称省略します)

 あさ6時30分、内村川上内科の駐車場に6人が集合することになっていた。私は5時に起きて、電気炊飯器のスイッチを入れた。おかずは妻が作ってくれたので、6時30分、愛妻弁当(*⌒∇⌒*) を持っていざ自宅玄関を出発した。用意周到でない私は着るもの、履くもので、時間をロスして約10分遅刻して内村川上内科の駐車場に到着した。初参加の男性はもっと遅れて到着した。こうして6人がそろい、2台の車に分乗して、6時40分に出発し、まずはえびのパーキングエリアを目指した。
 吉野インターから九州縦貫道の高速道路に入り、7時35分ごろにえびのパーキングエリアに着き、富窪さんと合流し、車が3台になった。これから先は、富窪さんが道先案内役であった。人吉インターを出て、コンビニで食料と水を補給し、国道445号を五木村方面に向かった。途中、ワゴン車を川沿いの駐車場に置いて、それからは2台。いつの間にか凸凹道の林道を走っていた(→ビデオ)。9時に登山口駐車場に到着した。そこには結構な人が集まっていた。それは車の数と県別ナンバーの種類をみると、あちこちから福寿草目当てに多くの人が来ていることがわかった。



 「さあ、記念撮影しよう。」 と、7人は登山口に並び、近くにいた人にシャッターをお願いした。9時20分、準備体操もそこそこに仰烏帽子山頂を目指して出発した。山に入ると、しばらく急斜面に沿ってなだらかに登る細い道を歩いた。左側の下から水の音が聞こえる。それがだんだんと小さくなっていくので、少しずつ自分たちの高度が上がっていることがわかった。だいぶ登ったと思ったら、下りはじめ、小さな川に出てしまった。これからはしばらく沢に沿って登ることになった。


 いつのまにか、いや当然というか、私が遅いペースメーカーになっていた。ゼーゼーいいながら、岩や石の多くて足場が悪いところを転ばないように細心の注意を払いながら歩いた。30才台の男性軍に負けるのは仕方ないとしても、女性軍の身軽さには驚かされてしまう。じゃー、富窪さんはどうかと言うと、これはもう最初から完敗である。富窪さんには、山の登り方、道具、植物についてもいろいろ教えていただいている。今回使ったスティックも富窪さんから教わったもので、これがとても役にたつのだ。
 私は余裕はないのにときどき周囲の人に「雪がないですね。」とか、「きょうは予想されたよりも寒くないですね。」と、話しかけたりした(;^_^)。もう動悸がして不整脈が起こるのではないかと思うほどでありながら。


 歩き始めて35分ぐらいで、分岐点に差しかかった。右が仏石、左が頂上である。富窪さんの助言により左に進むことになった。右の仏石方面は登りが急峻だということであった。
  ここで補食する効果について書きたいと思う。登山など体力を消耗する長時間にわたる運動には、少しずつ糖質や脂質に富んだ消化のいいものを食べることが大切である。これを補食というが、補食を上手に摂ることによって、体力が持続し、筋肉痛の原因になる乳酸を体内に貯めないようになる。下の写真が、両手に食べ物を持ってうれしそうに補食している登山初参加の新地氏である。この新地氏のバッグから弁当以外にもたくさんの食べ物が出てきたのが不思議であった。

 山頂をめざして石ころの多い斜面を登った。石には苔が生えていて滑りやすい。慎重に慎重に登って行く。先頭を行く富窪さん、堂園さん、砂坂さんには余裕の笑みがみられ、最後を息を弾ませながら私が追うという写真をアップしてみた。

 10時45分、少し休憩をとった。近くにツララがあるのにだれかが気づいた。先週まで雪と氷に覆われていた名残であろう。シカの糞まで発見。運のいいことだ。

   

 10時55分、展望台で記念撮影することにした。ここは仰烏帽子山頂上ではない。しかし、あたかも山頂のように大きな岩が天に向かって盛り上がっている。天気が良ければ、すばらしい景色が堪能できるのだろうが、あいにくきょうはガスが多い。

 11時05分、ここから一気に山頂へ、反対は仏石。また、全員で記念撮影。自動シャッターでパチリ。それからなだらかな登りで、15分ほどで山頂だ。


 11時23分、仰烏帽子山頂上で記念撮影。みんないい顔をしている。写真を撮ってくださったのは東京からのパーティーだったか。ここで昼食を摂るかどうかみんなで検討したが、次々に登山者が登ってきて、狭い山頂が混雑してきた。腹がすいていたが、もうひと頑張りして、福寿草を見ながら、仏石付近で昼食を摂ることになった。

 頂上を降り仏石に向かう途中、大勢の登山者とすれ違いがった。「こんにちわ」「お疲れさんです」と挨拶をかわし、互いに道をあけ、山のエチケットを守る。二十数十名という大勢のグループとすれ違ったが、鹿児島の人たちであった。鹿児島の吉野、内村川上内科の有志だと教えると、「内村川上内科に登山部があるのですか。」と言われた。仏石に向かう途中には、いろいろと面白い場所があった。その一つが、写真の洞穴である。地面に大きな穴が開いていて、穴の奥から生暖かい風が出ているのである。穴の奥がどうなっているのか、まったくわからないが、実に不思議である。

 12時30分、仏石に到着した。仏石とは、高さ十数メートルはあろう大きな岩石である。その頂上に登ることは禁止されているようだが、お賽銭を置きに登る人がいた。仏石全体をすっぽり写真に写すことは不可能だったが、その下の地面は福寿草の群生であった。素朴で可憐な花だ。ここで昼食にしようと考えていたが、かなりの人だかりで場所が確保できなかったので、もう少し歩いて、福寿草の別の群生まで行くことにした。

 13時10分、昼食。待ちに待った昼食。これが楽しいばかりに登山する人間がいるのだ。ビールで乾杯をするのが楽しみという人がいるが、その気持ちはよ〜く理解できる。今回、私はビールを持参しなかった。それは体力に自信がなくなったからだ。アルコールによる動悸でみなさんにご迷惑をかける訳にはいかないからだ。それにしても食事後は安堵感が漂っている。

 腹が満たされると、一気に山を降りた。途中、猟師の鉄砲の音がしたりと、ちょっとしたハプニングがあったが、14時40分には登山口に戻ってきた。それから五木村を通って鹿児島に帰ったが、25年前の五木村とは全然ちがった。ここは川辺川ダムの建設計画で村全体が引っ越ししていて、ガラリと変わっていたからだ。
 
  今回の仰烏帽子山登山は、富窪さんの紹介で実行に移されたが、大成功であった。これから毎年2月のプランにしたいと思う。そして、毎回、登山に参加する人が増えていくことを期待したい。