本日は、内村川上内科の開院パーティーに多くの方々にご出席たまわり院長として心より感謝申し上げます。

 みなさまご承知のとおり鹿児島市の区画整理事業により内村川上内科は県道十六号線沿いに移転開業できました。昭和五十年十一月に理事長が開院した旧クリニックは、地域の人たちに親しまれた赤いレンガづくりの重厚な外観の建物でしたが、新しいクリニックは白と青を基調とするクールな外観にしました。そして建物の中はとにかく明るく温かい雰囲気になるようにしていただきました。

 この雰囲気を象徴するものとして待合ロビーの壁に飾られたイラストレーターの大寺さんの壁画があります。大寺さんには非常に短期間のうちにわたしたちの要望をすべて取り入れて描いてもらいました。この場を借りて大寺さんには感謝の意を申し上げたいと思います。

 

 さて、内村川上内科の設計を株式会社東条設計にお願いしました。東条設計代表取締役社長の東条さんと初めて会ったのは旧クリニックの外来診察室でした。このときの印象は、紳士的で、しかし、非常に仕事に厳しい人に違いないというものでした。新クリニックをわたくしどもに引き渡していただく前におこなう施主検査のときに、東条さんが眼光するどくキビキビと点検していかれる姿はさすがプロだなあととても印象に残っています。

 また、最初から最後まで私たちの要望の窓口になってくださったのは一級建築士の上野さんです。今からちょうど一年半前のこと、すばらしいクリニックを建てようと、わたしたちは上野さんといっしょに岩手県の日高見クリニックを見学に行ったことがあります。たぶんこのときに上野さんはわたしの趣味趣向を理解され、一気に新クリニックのイメージを膨らませ設計されたのではないかと思います。
 いずれにしましても、わたくしどものイメージどおりの新クリニックを設計していただき、心よりお礼申し上げます。

 

 次に、昨年の九月十二日に第一回工程会議が開かれてから今年一月二十三日の最後の工程会議まで毎週一回、三和建設株式会社の現場監督の田脇さん、現場主任の石田さん、そのほか多くの業者の責任者らが集まり、一週間の建築状況を報告していただきました。このおかげもあってすばらしいクリニックが安全に大きなトラブルもなく、完成に至ったといっても過言ではありません。

 私は毎朝八時に出勤しますが、毎朝田脇さんが建築現場に立って周囲を見渡し、部下に指示していらしゃる姿がとても印象に残っています。そして内村川上内科の開院式のときも遠くから式典を見ている姿を発見して、田脇さんはほんとうに縁の下の力持ちなんだなあと敬服しました。現場主任の石田さんとてもフットワークがよく、最後の最後までお世話になりました。

 二月七日の施主検査では三十数人の業者の人たちが出席しましたが、内村川上内科の建築にはこれだけ多くの業者が関わり、その何倍もの人たちの手によって完成したのだと感謝感激しました。 

 わたくしたちは、実に多くの人たちの手によって完成した内村川上内科で働けることをとても幸せだと思い、開院以来の方針である『地域の人たちに可能な限りの医療を提供する』ということをこれから実践していきたいと思います。

 

 最後になりますが、今後ともみなさまのよりいっそうのご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 

 本日はお忙しい中をご出席いただき誠にありがとうございました。